Technic Library (Other) No.03

ファストドロウ用タイマーの製作

SAAを使った競技として、ファストドロウというものが有ります。これは銃をどれ位すばやく撃てるかという、早撃ちの競技です。SAAのモデルガンやレーザーサイトで有名なHWSがこの大会を行っているということで、知ってるという方も多いと思います。簡単なルールを説明すると、まずホルスターに銃をハンマーダウンの状態で入れ、銃を持たずに待機します。そして約50cm先の風船の上に取り付けられているランプが点いたら銃を持ち、すばやくハンマーを起こして風船を撃ち、その掛かった時間を競うというものです。単純な競技ですが、いいタイムを出すとなるとかなりの練習が必要となります。

この競技で重要なのは、

等があります。一番下の項目は、銃さえ有れば調節することが出来ます。また、真中の二つもホルスターと銃があれば結構練習できます。一番上はテレビなどを見ながら場面が変わる瞬間を合図にすれば練習できないこともありませんが、実際にタイムが出ないと結構つまらないものです。

さて、そのためにかつてHWSから「射楽」というファストドロウのタイマーが売られていました。しかし、現在はメーカーでも生産していないようで、ショップの在庫のみというのが現状です。
という訳で、そのタイマーを製作しました。

とりあえず、以下に回路図を示します。

まず、メインの制御を行っているのはPIC16F84Aというワンチップマイコンです。これに7セグメントLEDのドライバである74HC4511を取り付けています。センサーは圧電素子という腕時計などのブザーに使われているものを用いています。これらも含め、部品表を以下に示します。

名称 型番・品名 数量 備考
IC PIC16F84A 1 ワンチップマイコン
  74HC4511 1 7セグメントLEDドライバ
  LM324 1 単電源オペアンプ
LED 発光ダイオード 1  
  7セグメントLED 4 アノードコモン
トランジスタ 2SC1815 4  
セラロック 20MHz 1  
抵抗 200Ω 8  
  1kΩ 2  
  6.8kΩ 4  
  10kΩ 3  
  120Ω 1  
圧電素子   1 特に指定なし

マイコンのメインの動作はボタンを押したときからランダムで1〜4秒後にLEDを点灯させ、そこからセンサーから信号が入るまでの時間を計測し、それを表示するというものです。

圧電素子というものは、スピーカーと同じように、表面に振動(=瞬間的な圧力)が加わると電圧を生じます。モデルガンの発火音はかなり大きいのですが、一応オペアンプを用いて121倍程度迄の増幅ができるようになっています。ちなみに、121倍も増幅すると様々なノイズを拾ってしまうので常にセンサーの入力があることになってしまいます。そこで、ボタンを押しながら電源を入れるとセンサーの感度チェックができるようになっています。この状態で可変抵抗を調節するして、ギリギリのラインまで持っていけばガスガンなどの空撃ちでも反応します。

プログラムは後日ダウンロードできるようにしますので、作ってみたい方はしばらくお待ちください。

プログラムをダウンロードできるようにしました。お手持ちのPICライターにてプログラムを書き込んで御使用ください。

ダウンロード(timer.hex 3,438バイト)

なお、部品はそろえたけどPICライターを持っていないという方、メールを送っていただければ相談に乗ります。
その他、質問などありましたらメールか掲示板でお気軽にどうぞ。

 

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