Technic Library (Inner) No.05

WAのS.C.Wガバメント ブローバックシステムの移植

WAのS.C.Wガバメントから搭載されたブローバックシステムはリコイルが強烈、かつ作動が安定しているというすばらしいものです。しかし、2004年2月現在、そのシステムが搭載されたガバメントはそれまでに発売された様々なガバメントに比べ、ほんのわずかな種類しか出ていません。そこで、このブローバックシステムを移植する方法、またそれに当たって必要なパーツや互換性のあるパーツを紹介したいと思います。

今回のカスタムは分解行う必要があります。この分解により銃が破損、最悪の場合銃が作動しなくなる恐れがあります。そうなっても構わない、もしくは絶対にそうならないという自身のある方のみ行ってください。もちろん、そのような不具合が出た場合には私は責任を負いませんのでご了承ください。

1:銃の用意

まず、移植することが出来そうなのはシングルカラムマガジンを持った、フルオートなどの無い銃に限られます。その理由は、何よりもこれらの銃を私が持っていないからということもあるのですが、その他にも機構的に無理であろうと思われるからです。

という事で、今回その比較、移植を行うのは

・TANAKA Works SPRINGFIELD ARMORY MODEL 1911-A1(以下、SFA)
・WA S.C.W M1911A1(以下、S.C.W)

この2つの間で移植を行います。

 

2:互換性の無いパーツ

まずは以下にそのパーツ全てを示します。

左がSFA、右がS.C.Wです。なお、これ以降の写真は左右に分かれている場合は左がSFA、右がS.C.W、上下に分かれている場合は上がS.C.W、下がSFAです。
これらのパーツは全て組にして交換しないと動作、組み込みが出来ません。

各パーツの写真を以下に記します。

シャーシです。この部分はトランスファーハンマーシステムが搭載されているため、同時交換しないとハンマーがうまく動作しません。

バレルとリコイルスプリングガイドです。リコイルスプリングガイドのはまる部分の長さが異なっていること、チャンバー下の溝の形状の違いによりシャーシと組にする必要があります。

スライドストップです。脱落防止用の溝があるだけなのですが、微妙に太さも違うようで入らなかったりしますのでシャーシと組にする必要があります。

ハンマーです。この写真ではシアーの掛かる位置が微妙に異なっていることが解ります。

これもハンマーですが、トランスファーハンマーシステムのための溝があることが解ります。このため、この部品もシャーシと組にしなければなりません。

ブリーチです。この部分にガスコントロールシステムが搭載されていること、ファイアリングプレートの部分のサイズの違いため、これもシャーシと組にして交換する必要があります。

3:互換性のある部品

以下に示す部品はどちらに取り付けても問題が無い部品です。なお、一部の部品は加工する必要があります。

なお、このリアサイトは固定用のネジとその基部(S.C.Wのみ)をブリーチにあわせて取り付ける必要があります。これはSFAのブリーチがこのリアサイと固定用のネジを使って固定されているためです。S.C.Wではこの固定方法でなくなったため、ネジが短くなりまた固定用の基部がついています。

リアサイトを交換する場合、SFAの方は上記写真の斜線部分があるのでこれをS.C.Wの物のように削る必要があります。なお、削ってしまってもSFAの方に取り付けることが出来ます。

4:フレームと組にする必要があるパーツ

以下に記すパーツはフレームと組にしておく必要があります。

これはシアースプリングです。スプリングの固定方法が異なっているため、フレームと組にしなければ取り付けることが出来ません。

 

5:その他

以上の情報を元に部品を交換することによって旧式のガバメントにS.C.Wの新システムを組み込むことが出来ます。
私はSFAとM1911A1の間でパーツの移植を行いましたが、ハンマーの形状や色などが合わなかったため、組み込んですぐに元に戻してしまいました。金銭的な余裕が出来たときにシリーズ70かコマンダーを購入して移植を行いたいと思います。

 

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