Technic Library (Inner) No.01
APS-2 SVのチューンナップ
ここでは私が行ったAPSのチューンナップを紹介します。
外装関係
これはトリガーガード周辺の写真ですが、ストック全体の仕上げがよく解ると思います。もともとのストックはグラスファイバー入りのABSで、そのしわが見えているのですが多少光沢があるため、塗装を施しています。塗料はアサヒペンのストーン調スプレーで、いい感じにしぼしぼが出ます。
これはストックのフロント部分です。マルゼンP99用マウントベースのサイドレールを取り付けています。これにより各種光学機器が簡単に取り付けられるようになります。
これはチークピース周辺です。ローズウッドのブロックをはめ込んで頬付け位置を高くしています。その下の部分のパテの処理が汚いのでそのうちやり直すかもしれません。
下の部分はスリングスイベルのアダプターが取り付けてあり、スリングをもともとのストック左側ではなく下側に取り付けられるようになっています。これらはすべて銃自体の性能にはあまり関係有りませんが、実際に使う場合射手が使いやすくなければならないのでこのように改造が施してあります。まぁ、格好を良くするためと言うのも有りますが…
内部関係 -消音-
サバイバルゲームでライフルを使う場合、その発射音が小さいことは非常に重要です。そのため、以下のように消音化加工が施してあります。
ボルトアクションエアソフトガンにおいて、発射時に発生する音は以下のとおりです。・弾の風きり音
・発射音
・発射時のピストンの打撃音
・スプリングが響くことにより発生する音
・ピストンが動くときに発生する音このうち、風きり音は防ぐことは出来ませんが、パワーが小さければ発生しないのでボルトアクション優遇ルールのある場合のみ考慮するべきことだと思います。
まず、発射音ですが、これはサプレッサーの取り付けによりかなり軽減することが出来ます。サプレッサーの効果は基本的に大きければ大きいほど効くと言われていますが、実際にはそれに内部の構造(吸音材の材質、形など)が加わってきます。特に内部の仕上げが悪いサプレッサーの場合弾道に変化をきたすこともあるので注意が必要です。私が主に使用しているのは上記写真のKMの巨大なサプレッサーです(現在は生産終了したようです)。これは今のところ私が使ったサプレッサーの中では一番効果の高いものです。
次にピストンの打撃音ですが、これはシリンダーヘッドにソルボセインを貼り付けることによりかなり軽減できます。
スプリングの響く音はノーマルのスプリングを使用しているときによく発生するもので、これはノーマルのスプリングの長さが短いためだと思われます。そのため、ノーマルより少し長いスプリングを取り付けることによって無くなります。なお、私はKMの1.2J〜1.9Jのスプリングを使い分けていますが、KMのスプリングは使っているとへたってきてパワーが1〜2割ほど落ちるようです。
なお、この音はピストンが動くときに発生する音に混ざっているため、はっきりと聞き取ることは難しいので両方同時に対策を行うことが得策です。
ピストンが動くときに発生する音は、上の写真のようにストックの空いている部分に消音材を詰めることによって無くなります。使用している消音材はメラニンフォームと言うものです。
内部関係 -バレル周り-
バレルはたくさん種類があり、チャンバーも含めるとかなりの組み合わせがあります。特にAPS-2 SVはノーマルのHOPを改良する必要があるので大変です。私は
1:ノーマルバレル&チャンバー + くらげ
2:ノーマルバレル + ちくわ + くらげ
3:FALSと言うようにパーツを変え、現在のFALSに落ち着いています。
FALSと言うのはOKパーツのチャンバーとバレルで、2点支持のHOPシステムです。HOPパッキンはシリコンゴムチューブを用いたもので、可変HOPでありながらかなりの安定性を持っています。
これはHOP調節部分で、二つの調節用ネジがあり、これにより右・左のHOPの効き具合を変えることが出来ます。
このチャンバーは機構的に気密が取り辛い為、気密はしっかりと取っていませんが、今後何とかするための加工を予定中です。バレルの保持はアウターバレルとインナーバレルとの間に砂を詰めると言う、リンクさせて頂いている「Gunsmith Engineer」様のページで紹介されている方法を用いています。細かい理論はそちらを参照させてもらうとして、つまり全体を均一に保持することが出来、さらにバレルの振動を吸収できる方法です。なお、レシーバとアウターバレルはまっすぐに取り付けた後、エポキシ系接着剤で接着しています。
内部関係 -トリガー-
APS-2のトリガーはノーマルで500g程度と比較的軽いのですが、私の好みであるかなり軽いトリガーにするために改良を行っています。また、それに伴って切れも調節してあります。
トリガーボックスの中身です。まず、トリガーに直接かかっているスプリングは見ても解るようにかなり軽いものに変えてあります。また、真中のシアーBは支点を前に移しています。APS-2のトリガーはなぜかシアーBの支点が2つ用意されていて、ノーマルのシアーBにも簡単にその部分に穴があけられるようになっています。なお、使用しているシアーはA,Bともにライラクス製のステンレスシアーです。
シアーBは真中の部分にプラスチックのカラーを取り付けてありますが、これは内部にネジを切ってイモネジを入れてあります。このイモネジの飛び出し方を調節することによりトリガーの遊びとストロークを調節できるようにしてあります。これらのチューンにより、トリガープルはKMの1.9Jスプリング使用時に100g程度になっています。